>映画『ブレードランナー』年末年始はちょっと珍しい映画を深夜にやっていたりするのですが、今年は『
ブレードランナー』を観る事ができたのが大きな収穫でした。
SF・サイバーパンクの金字塔と言われる作品で、これらを語る上で欠かせない、一度は観ておきたい映画なのですが、今までなかなか最初から最後までちゃんと見る機会に恵まれなかったため、今回放送してくれたのは大変ありがたい。
冒頭のスシバーでの板前風のおっさん(スシマスター(笑)というらしい)とのやり取りのシーンや、大スクリーンにゲイシャ(芸者ではなくまさにゲイシャと書くのがぴったりの妖しさ)の映し出される強力わかもとのCM映像など、和洋折衷な世界観の中で特に日本文化の怪しげな魅力が満載。
海外映画によくある「
間違った日本文化表現」が結構好きな私にはこの点はかなりツボでした(笑)
…にしてもあのスシバーのシーン、デッカードは何を4つも食べたかったのだろう?2つで十分と言われながら強引に4つ喰おうとしてたのは何だったの?手元が全然映らないから謎でしたよ…。
映画を観る前は多少アクション性にも期待していたので、レプリカントとの戦闘という面ではちょっと物足りなさもあり、肩透かしを喰った感もありました。
後半になるにつれてバトルはそこそこ発生するのですが、デッカードがやられる場面が多く、特にラストバトルはほぼ敗走して終わるため、アクションとしての爽快感は感じにくい作りだとは思います。
ただ、見終わって考えてみればメインが必ずしもそこではないことにも気付くと思いますが。ラスボスの最期はあれはあれで一定のカタルシスもありますし。
途中、デッカードが折られた指を自分で曲げ戻すシーンはかなりの痛々しさが伝わってくる。
何にしてもSF・サイバーパンクの金字塔と言われるこの作品を一通りちゃんと見ておけて良かった。バージョン的には最初の方のバージョンなのかな、これは。
個人的には怪しげなスシバーやゲイシャの場面だけでも見る価値あったかも(笑
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昔プレイした「スナッチャー」というゲームはこの映画を元にしたのだとよく言われていますが、なるほど今回はそれがよく分かりました。まんまですね(笑)
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