■
映画『コラテラルダメージ』米テロ事件の影響で、公開が延期された経緯を持つ作品。
経緯が経緯だけに気になっていたのですが、今まで観る機会がありませんでした。
主人公は戦士ではなく消防士ということで、常人に比べれば遥かに強いものの敵との格闘などで苦戦する場面も多く、いつものシュワちゃんのような強いヒーロー像を期待していると肩透かしを食らうかも。設定上仕方ないとはいえ、個人的にはやはりアクション映画の主人公は強いヒーローの方が好きなのでここは少し微妙な点。テロリストリーダーの女性にまんまと騙されてしまう部分もちょっとね…。
そんな内容もあってシュワちゃん主演の映画にしてはなんとなく地味な印象なのも評価の分かれるところかな。
世間的な評価は知りませんがやはり期待と違ったという意見が多いのでは?
しかしテロへの報復の是非やラストの敵の取った「キャンセル」行動など、単純明快で派手なイメージの強い米映画にしてはいつもと毛色が違ってて、ちょっと考えさせられる部分も多い作品かと思います。
そういった点も考慮すれば一度は観ておいて良かった作品と言えるかもしれません。
ちなみに映画のタイトルであるコラテラルダメージとは「やむをえない犠牲」といった意味であると劇中で言われていました。観終わってから考えればタイトルからも作品の趣向が伺えるような気がします。
PR