●
映画『鑑識・米沢守の事件簿』相棒スピンオフ、米沢さん映画見てきました。
ええ、見るの見ないのとはっきりしなかったくせに、結局観に行きましたが。それがどうかしましたか?(・ ◆ ・)
まあ一緒に行ってくれる友人が捕まったからってのもありますがw一人で行ってもねぇ?
例によってレイトショーでしたが……人少っ!相棒の時より更に少ない!米沢さん…(泣)
座る分には快適だったけど後ろの方のおっさんが咳き込んでたりしてちょっとうるさかったのが微妙に不満(^^;
相棒シリーズとはいえ、米沢さんが主人公のスピンオフ作品ということで、正直それほど期待が大きいワケではありませんでした。スピンオフなんて所詮制作サイドの自己満足的な側面もありますから。
しかし結論から言ってしまうと…
これめっちゃ面白いんじゃない!?前作映画のシナリオが酷い出来だった反動もあるかもしれませんが、少なくとも相棒7本編と比較しても引けをとらないデキなんじゃないでしょうか?
上層部から睨まれつつも事件解決のため奮闘する、まさに相棒本編でこそやって欲しかった内容がここに…。
流れとしては、米沢さんが自分の奥さんを発見するも後日死体で発見、しかしこれはうりふたつの別人で…その別人女性の元夫が刑事で元妻の死因に不審を持ち、米沢さんと協力して真相を追究していく…という流れ。
事件の方も自殺から他殺へ、セクハラから横領へと二転三転するシナリオ。徐々に事件が大きくなっていく中でも、なかなか真相を読ませない展開なんかまさに相棒シナリオそのもの。
そしてラストのどんでん返し!「語るに落ちる」を利用して犯人をハメるところなんかまさしく右京さんのやり口そのものじゃありませんか!
いや~、真犯人はちょっと読めませんでした。お前かよ!って皆つっこむところでしょう。
最初にあの女性が出てきた時、配役からして「いかにも」怪しい気はしてたんですけどね。ただ事件が大きくなるに従って脳内容疑者リストから外れていってしまって。
毎度のことながら、最後は見事にしてヤラレました(^^;
ラストの犯人当て場面はちょっと強引さも感じましたけど、前作映画の酷い超ムリヤリ展開にくらべたら全然問題じゃありません。むしろTV版相棒で右京さんがよくやってるようなレベルかと。
最後の「語るの落ちる」の部分、米沢さんは右京さんがヒントくれたと思ってた(?)みたいですけど、あれはただの偶然で右京さんは全くそのつもりはなかったんだと思います。
ただそんなミラクルを起こすのもいかにも特命係って気はしますね(笑
観る前は色々と不安要素もあった今回の映画、いざ蓋を開けてみれば観ておいて良かったと言える良い作品でした。
米沢さんだから、ということで敬遠するのは正直勿体ないくらいの出来栄え。
さすが相棒7があのデキだっただけあって、前作映画とは一味も二味も違った!
冒頭から話のテンポもよく、ほとんどダレることなく観終われるのも好ポイント。
米沢さんが相棒の刑事と口論や叱咤するところ、上層部に一言物申すみたいな物言いをするところなど珍しい場面もあり、普段温厚な彼の意外な一面が見られます。
相棒らしく天下りや税金という社会派なテーマもあってスピンオフにしてはそれなりのスケール感もありましたし、刑事モノとしても普通に面白かったし、相棒ファンなら一度見ておいて損はないと思います。
感慨深いものを感じさせるラストシーンやエンドロールを含め、これを見ることで米沢さんというキャラクターにも一層思い入れができるんじゃないかな。
そして、米沢さんが本当の奥さんと再会する日はいつか来るのだろうか…。
>相棒season7.5米沢映画の本編終了直後に続けて上映。
超短編とは聞いてましたけど、めっちゃ短っ!
内容的には語るほどのこともなく、相棒7最終回のちょっとした延長みたいなノリで見ても見なくてもどっちでもいいような内容でした。
なるほど右京さんらしいやりとりではありましたけどね。
右京さんメモをピッとはがそうとして1回失敗してましたよね(笑
それにしても神戸って喋りに覇気がないよなぁ。
亀山君みたいにハキハキ喋る相棒が日替わりも含めて多かったせいか妙な違和感。