★
スプリンターセル 二重スパイ(PS2)・クリアクリアしました。核爆弾も全解除したし、おそらくこれが
グッドエンド。
とりあえず選択肢のあるJBAの任務で働いた目立った悪事は、駅長殺害くらいのものだった。(刑務所のバーナムとマネートレイン面の敵くらいは殺しまくっても良かったかも。)
他ほとんどのミッションをNSA寄りでこなして、JBAから見れば任務失敗しまくりのはずだったのによく信用されてたな…。
まあ選択の余地の無いミッションで信頼度を稼いでいたからいいのかな。
JBA本部2回目でついに信頼度0になってしまいましたがその時点ではエミールに会うだけで回復するので大したことはない。他の場合はどうなったんだろ。
最終ミッションのニューヨークはなかなかの高難易度。
ここは
敵を全て殺害せよという目標も加わるステルスゲームには珍しいミッションで、なるべく犠牲者を出さずにミッションをこなしてきたカオスセオリーとは真逆の印象。
相手はテロ組織だし、二重スパイの正体もバレたし、最後なのでもう構わないのだろう。
敵をとにかく片っ端から殺しまくれるのでこれまでのフラストレーションを一気に発散でき、爽快感が高い。最後くらいはこういうのがあってもいいな。
このステージで
特に難易度が高いのは2つ目の核爆弾のエリア、モスのチームだろう。
ここは
敵全員がナイトビジョンを装備しているので闇に隠れても全く意味がなく、すぐ見付かってしまう。
ではどうするのかというと、なんと闇に隠れるのではなく
光を浴びることで逆に敵のナイトビジョンからは見えなくなるという逆転の発想!
光に潜む、というスプセルのステルスの概念を逆手にとった手法でピンチを切り抜けることに。
ただし闇に比べると光源はかなり少なく、敵が複数で見張っている部屋が多いためここから難度が急上昇。とにかく創意工夫をこらして切り抜ける必要がある。
そして核爆弾とモスのいる大部屋がおそらくこのゲームの最難関。
ここは通路にタレット、ナイトビジョン装備の敵4人、光源も少ないし上の敵が警戒状態になると通路を見張られて入ることもできず、一体どうすれば?とかなり悩まされた。
が、実は手前の廊下に上に抜ける道があり、それに気付くと割と楽に攻略できるのだが、これになかなか気付かず相当苦労させられた…。分かってしまえばあとは簡単、3人排除して警戒されたら一旦前の部屋に戻るなどして警戒をとかせてしまえばいい。
仲間3人やられてるのに背を向けて元の位置に戻るモスは間抜けすぎるけど…。
モスとは逆に
ラスボス戦・エミールはあっけないほど楽勝だった。
ランチャーが使えず、ピストルも捨てさせられた状態で激しい銃撃に晒されながらの戦闘。
一見するとカバーを利用しながら移動・銃を回収して倒すのが正攻法のように見えるけど、実は初期位置から
フラッシュでひるませてグレネードを投げて爆死させるだけで勝てる。
最初爆風を核爆弾に当ててしまい誘爆してゲームオーバーになった時はちょっと驚いた(笑
どうしても正攻法でやりたい人や、グレネード類を回収してなかった人は…頑張るしかないですね。私はさっさと爆死させたので正攻法での細かい攻略法は知らない。グレネードはちょっと左寄りに投げると核が誘爆しなくて吉。
豪華客船・ヒシャム・ランバートは全て救出。客船は爆破してもEDに影響なかったのか?
でもヒロイン・エンリカはエンディングで…。悲壮感漂うラスト、サム・フィッシャーよどこへ行く…。
ラストシーンは「続く」な感じで終わってますね。
ここから次回作『コンヴィクション』へと続くのか。
ウィリアムズ次長とサム・フィッシャーの確執が明らかに…
この展開からすると
次のラスボスはウィリアムズ次長?ランバートのおっさんはどうなったのかな。結局グリムは出てこなかったなぁ…。
PS2版はほぼカオスセオリーを踏襲した内容で、カオスセオリーが気に入っていた私はなかなか楽しめました。
ステルスメーターを頼りに闇に潜み敵を欺く、これでこそスプリンターセルでしょう!
メーターは見た目が面白くなったけど、メーターとしては見づらくなってしまって一長一短?
ミッションによっては装備が変更されたり、ほとんど手ぶらだったりでこれまでにないステルスの創意工夫が求められるミッションもあったりして一定の変化も加わっていて良かったと思う。
鬱陶しい監視カメラも、使う機会少ないけど完全に無力化できる小道具が加わったのも嬉しい点。
個人的に好きなアクションであるスプリットジャンプ、相変わらず行える場所が少ないというか分かり辛いうえに敵相手に有効に使える場所がなくて結局ほとんど使わず終わってしまった。使える場所で表示を出すとか、これをもうちょっと有効活用できるようになんとかしてほしかったな。
信頼度という要素はちょっと煩わしい気もするけど、PS2版ではゼロになっても特殊なミッションで信用回復できるのであまり問題ないかな?そのミッションがちと面倒ではあるのですけどね。
あと信頼度に関わる場面で時々選択を迫られるのですが、フラグ立てとセリフや展開が矛盾している場面も。客船爆破しない選択をしたのに2000人殺したんだとか、せっかく死体偽装したのにわざわざターゲットは見付からなかったと報告するなど。こういう部分の作りこみの甘さは気になるのでもう少し頑張ってほしかった。
PS2とXbox360で全く別物になってる本作、選択としてはカオスセオリーの路線が好きならその延長線上にあるPS2版、逆にカオスセオリーからの大胆な変化を求めるならXbox360版、といったところでしょうか。
その他洋ゲーで大事な点といえばローカライズ、最近のゲームは字幕が小さく読み辛いものが多いのですが、このPS2版は字幕が普通に読めるレベルでムービーの字幕は黒ブチをつける等読みやすい配慮がされていてかなり好印象。
クリア後にボーナスマップ2種にも挑戦。この2つは本編より過去のエピソードのようです。
1つは「貨物船」で娘のサラがサラわれたので助けに行くという内容で、単純に敵を全排除する、ステルスゲームには珍しい殲滅ミッション。
でも本編の最後も似たようなものなんだよな……まあこっちの方が簡単かつシンプルで爽快ですが。
2つ目は謎の施設「バンカー」からの脱出、弾や小道具が非常に少なくステルス能力が問われる。
サムは何かクスリを使われたらしく、画面がたまにおかしくなる。画面が歪んだまま敵をなんとかしないといけない場面もあって大変。しまいには上下逆さまの部屋、水の中を歩いてるような錯覚などどんどん世界がおかしくなる。敵がいきなり降ってくる場面も合ってドキッとさせられる。これまでにないファンタジック(?)な展開!?まあ全部ヤクのせいらしいんですが。
このボーナスマップ2種はなんとカットシーンに字幕がついておらず、何を言ってんだかよく分からない。貨物船でのサラとの会話はなんとなく雰囲気は掴めたが、バンカークリア時のヒシャムとの会話は画面も真っ暗で字幕もナシ、何が何やら。
いくらボーナスとはいえこれはひどい、日本語版が聞いてあきれる…。
ローカライズするならこういったところこそちゃんとしてほしい。
全体としては楽しめたので次回作『コンヴィクション』にも期待!!
PR