
世間がサガ2で盛り上がってる(?)のを尻目に、
PS2『
スプリンターセル 二重スパイ』を購入。
暗いとこでコソコソするのが好きなサムおじさんが大活躍するステルスアクションシリーズ第4弾です。
日本語版はXbox360版もありますが、あえてPS2版を選んだのには大きな理由が。
実はこの『二重スパイ』、次世代機版と旧世代機版で内容が別モノになっているのです。
・機種間の違いXbox360版は体験版もあるのでそれをやれば分かると思いますが、ステルスゲージやノイズメーターがなかったり、明るいフィールドを進むステージが結構あったりとこれまでのスプリンターセルと比べるとかなり異質な印象。
シリーズを象徴する「暗闇に潜む」という要素が弱められてしまっているようです。
これだと普通に物陰に隠れるステルスゲームと差があまりなくなってしまい、せっかく築き上げてきたスプセルならではの特色が感じられにくいのでは…。
ステルス状態が緑黄赤の三段階でしか分からないというのも面白味に欠ける気が。
一方
PS2版では従来通りステルスメーターやノイズメーターを完備。
暗闇にも潜めるゲームザインになっており、ほぼカオスセオリーを踏襲した内容になっています。
暗闇に潜んでいると敵が横を通っても気付かない面白さと緊張感もこれまで通り。
やはりスプリンターセルはこうでないと!
日本語版は前作とは異なり英語音声日本語字幕。Xbox360版は字幕が見づらく途中で切れたりと酷い内容らしく、更にはフリーズバグもあるとか。
PS2版は字幕が見づらいといったことはなく普通に読めるレベルで、特にムービーの字幕に黒ブチがついてて非常に見やすいのはかなり好印象。
ローカライズで字幕をつける場合こういった配慮が絶対必要だよなぁ(字幕が小さくて見づらいだけでなく、背景色と重なって白く潰れて見えないゲームが多いこと多いこと)。
総合的に見てPS2版の方がXbox360版より従来のスプセルの形に近く、出来がいいようです。
ストーリーは大筋は同じですが、
マップ構造が次世代機版と旧世代機版で全く別物になっているようで、今までは旧世代機版は次世代機版のダウングレード版、といった感じに落ち着いていたのですが何故今回こうなってしまったのか…。
実はスプセルは主開発のモントリオールとサブの上海が交互に開発しており、主であるモントリオール製は毎回評価が高いのですが、上海製は毎回評価が低い。
今回は両者を全く別物として開発し次世代機が上海、旧世代機がモントオールという形になったせいか次世代<旧世代という逆転現象が起こってしまったようなのです。
・二重スパイ概要前作『カオスセオリー』と比べるとストーリー性がより一段と高くなっており、主人公サム・フィッシャーとウィリアムス次長の会話で過去を回想するような形でミッションが語られていきます。
ムービーも全体的になかなかカッコいい作りで、デモシーンも含めて前作であまり語られなかったどのようにしてミッション開始地点まで行き、どのようにして脱出したかという点も描かれているのもいい感じ。前作は開始と同時に現地にいたり、脱出地点到達からそのまま結果画面に移行してしまって味気なかったので…(個人的には前作での潜入・脱出の様子も見せて欲しかったと思ってましたから)。
評価が%で表示されてなくなった点は個人的には良いと思う。
敵を倒したら評価が下がる、という設計だとせっかくのステルスゲームの持ち味である自由度を狭めることになってしまう。
倒した数や発見数などはカウントされてミッション後に閲覧することができるので、自分なりの目標を立ててプレイすることは可能。
完全ステルスを目指すも良し、敵を全部張り倒して”サムおじさん無双”を実行しても良し。
代わりに『二重スパイ』の設定を活かした要素が導入されていて、NSA(アメリカ)とJBA(テロ組織)のどちら寄りでミッションをこなすかでそれぞれの組織からの
信頼度が変動するようになっています。
場合によっては重要人物を殺す・殺さないなどきわどい二択を迫られることも。
これをバランスよく維持していくことがゲームの鍵となるようです。
・早速プレイ開始!最初のアイスランドのミッションはチュートリアル風で、前作にはこういうチュートリアル的なものがなかったので(基本要素の解説ムービーはあったが)、今回非常に分かりやすくなっていて、やはりこうした要素は必要だと思う。仲間と2人で協力して行うアクションも追加されている。
前作と変わった点といえばハッキングのやり方が変わってて、「ウェーブを合わせる」ってのが最初なんなんだかよく分からなくて大分てこずってしまった……ここは解説ムービーもなかったはず。実は分かってしまえば簡単で、下手すると前作のよりヌルイかも。
マップデザインはちょっと進行ルートが分かり難い気もするけど、先に進む道を探す地形パズル的な要素も盛り込まれているのかな。(トゥームレイダーみたいな。)
アイスランドクリア後のムービーでは
娘が死亡したことを聞かされた主人公サムが三つ目ゴーグルを投げ捨てるシーンで悲痛な感じがよく出ている。
今回こういったキャラクターの感情表現などの演出が秀逸。
…でもスプリンターセル仕様のゴーグル勝手に投げ捨てていいのか?(笑
そして自暴自棄気味になったサムがより過酷な任務を求めて選んだのが二重スパイ任務。
銀行強盗の罪を偽装して刑務所に入りテロ組織JBAのメンバーと接触する…といった展開で序盤がスタートします。
まずするべきことはテロ組織メンバーの仲間と共に刑務所からの脱獄ですが、ステルススーツを着ずにステルスを行うのはスプセルとしては何か新鮮。
っていうかあれ着てなくても暗闇に潜めるのか?!メチャクチャ目立ちそうなオレンジ色の囚人服でも暗闇にいる限りはなかなか見付からないし。今まで暗闇に潜めていたのはスーツ効果によるものだと思ってた…。
無事に二人で脱獄を成功させた後は、そのまま二重スパイとしてJBAの仲間となり敵施設に潜入、早速いつものステルススーツを着込んで諜報活動開始!
ここからがいよいよ本番といったところでしょうか。
今回殺傷禁止ミッションでは銃弾がゴム弾や麻酔弾になるなど、装備制限が加わるようです。
これはこれで別にいい変更だと思う、どうせ敵を撃ち殺せないんだし。
しかし通信でランバートのとっつぁんしか出てこないんだけど、グリムはどこいったんだろ?
やっぱ女性のオペレーターの声がないと物足りないよ。
今回任務が任務だけにサポートの人員も限られてるのかなぁ…。
★
コール・オブ・デューティ4(Xbox360)・プレイ日記ガンシップ面をクリアしたところで一旦中断、上記の通りスプセルに移行しています。
まだ前半ですが「ベテラン」ではここまで来るだけでもかなり大変でしたね。
とにかく下手すると数発受けただけで倒れることもよくある。
農場面では仲間が地下の扉を開けて飛び込むところで何度も背中から撃たれてやり直し。
あの地下の飛び込むだけの僅かな時間も耐え切れなかったりするなんて。
ヘリが登場する場面ではヘリの火力が異様に高いのもかなりの脅威。
敵は攻撃力が高いだけでなく銃弾の命中率やグレネード使用率も相当高く、とにかくちょっとした油断で死にまくるので1チェックポイント分進むだけでも非常に根気が要ります。
時間制限がない場所では仲間に任せてチキンプレイしまくる方が楽です(笑
インテル集めは15個を超えて1つ目の実績を解除。
実績サイトを参考にしたりしてますが、表記が分かり難く「ウォー・ピッグ」ではインテルがどこにあるのかよく分からなかった…。
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