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デモンズソウル(PS3)・クリア後雑感
デモンズソウル、1周クリアしました!
ラスボスは弱くてほとんどイベントみたいな戦闘でした。
フロムゲーはこのパターンが多い気がする…。
実力的には城ラストの王の化身が実質的なラスボスと言えるでしょうか。
王の化身はかなり強く、最終段階まで来ても初見殺しが健在なのがデモンズらしいというか…。
悠然と歩いてると思ったらいきなりの高速ダッシュ斬りはビックリする。

ラストはあっさりしていたので、もうちょっと何か欲しかったかなぁ。
最後はかぼたんが処理してしまうので、ここまで来るのに鍛え上げたキャラや
獲得したデモンズソウルの意義が薄い感じがしてしまったのですが…。
ここまで到達するのが大変だったので達成感が無いわけじゃないんですけど。

クリアと同時にクリアデータ強制上書きするのは勘弁してほしかったかも。
終盤データで色々回収したり、
最終イベントももう一度くらい見ておきたかったですからね…。


――というわけで以下、レビューです。

<◎良かった点>
◎他プレイヤーのメッセージやリプレイが随時見られる斬新なオンライン連携システム
◎やりがいと緊張感のある絶妙な難易度・ゲームバランス
◎王道的なダークファンタジーの世界観
◎操作性は軽快かつ良好
◎極力無駄を省いたシステム、施設周り
◎一部場面やバトルでのダイナミックな演出
◎収集しがいのある膨大なアイテム
◎よく作りこまれたマップ
◎変化に富んだロケーション
◎ソウルサインによるオンライン協力プレイシステム
◎(個人的に)KFやSTシリーズを思わせる概念が多い


<×悪かった点/△微妙な点>
×ロードが長め(インストール対応してほしかった)
×武器強化システムの分かり難さ
×フル強化可能な鍛冶屋が別のマップにあるため、往復するのが面倒
×黒ファントムの侵入をホスト側で制御できない・対戦バランスもいまいち
×AIが前世代的であまり賢くない
×死体が軽すぎてフワフワしており不自然
×ボイスが英語、日本製RPGでありながら英語音声である必要性を感じない
×ソウル傾向の概念・調整が面倒
×クリアデータの強制上書き
×マップ数はやや少ない
×ラストがあっさりしすぎ
△マップはほぼ一本道で進行ルートの自由度はそれほどない
△不要品が捨てるしかない
△余剰ソウルを預けておくことができない


『デモンズ』について一般的によく言われる「難易度が高い」という点について、
これは”初見殺し”や”即死”が多く一発クリアが難しいというのが最大の原因でしょう。
低難易度化・カジュアル化傾向の強い最近のゲームとは全く一線を画したゲームとして、
ある程度覚悟を持って望む必要はあるかと思います。
しかし本作の場合、難易度が高いという点は決して悪い点にはなっていません。
ソウル体という概念のおかげで死が終わりではなく続きになっているのが最大のポイント。
例え死んだとしてもソウルは失うものの取得したアイテムはそのまま保持されますし、
失ったソウルも前回死亡したポイントで回収が可能です。

死亡した場合は何がいけなかったのか、どうすれば良いのか、
常に最適な解法を考え導き出し、クリアを目指していく過程は徐々に病みつきになります。
その過程が大変な分、達成できた時の喜びもひとしお。
キャラクターの成長よりも、プレイヤー自身の成長が重要になってくるバランスなのは、
シレン系ダンジョンRPGにも通じる面白さがあります。

操作性は悪くないし、施設も拠点となる神殿に大体集中していたり、
基本はあくまで今時のゲームとして遊びやすく作られているおかげで、
高難易度のダンジョンの探索も苦にならないのでしょう。
ダンジョンの適度な長さも相まって、中毒性の高い作りになっています。
フロムのゲームというと敵が硬いイメージがあったのですが、
本作はプレイヤーの攻撃力も高めで結構サクサク敵を倒せて爽快さがあるのもマル。
特に「致命の一撃」をキメた時の感覚は脳汁MAXになるかも(笑

難易度の高さもあってプレイ時間はそれなりにかかるゲームですが、
それでもマップ数がやや少なく感じられるのは残念な点。
主要5マップが3つのエリアに分かれているのですが、
城以外は基本的に3つ目のエリアはそのマップの大ボス戦のみなので短く感じるかも。
マップ間移動の際のロードも長く、インストール対応して軽減してほしかった。
リアルタイムマッチングのマルチプレイも考慮すると尚更です。

またAIのデキが前世代的で単純なためいまいちな点もちょっと物足りない。
敵は攻撃力が高めの敵が多く、ガチでやり合うと確かに強いのですが、
ステルス系の指輪や魔法を使って遠距離から攻撃すると一方的に攻撃できてしまったりと、
多くの敵がレンジ外から楽に倒す方法が存在してしまっているため真に脅威になる敵が少ない。
システムの隙を突いてるような感じもしてしまうのでもうちょっと頑張って欲しかったかも。
これはある程度救済措置ともいえますが……あまり難しくしすぎないための配慮なのかな。
味方AIも無闇に突っ込んで勝手に死ぬのが多いのでこれもなんとかしてほしかった。

他プレイヤーとリアルタイムで連携が取れる血痕リプレイやメッセージ、
幻影といったシステムは非常に目新しく、なかなか面白いシステムです。
世界観にもマッチしているし、いずれも気軽に利用できるのもGOOD。
これのおかげで冒険の助けになったことも一度や二度ではなく、良いアイデアだと感じました。

マルチプレイはそれほどの回数プレイしたわけではないのですが、
もうちょっと気楽にできても良かったかな。
言葉を交わす要素がないので気軽と言えば気軽なんですが、
マッチングがレベル帯で判定されているらしいので呼べる呼べないが限定的ですし。
あと黒ファントムの侵入はホスト側の都合で多少コントロールできても良かったと思う、
イベントやムービーを見てて直後に殺されたりとかなんとかしてほしいと思いましたし。
強化や収集もあるのでバランスもあまり良いとは思えません。基本黒有利かと。

ボイスは英語である必要性を感じなかった、リアルタイムイベントなどもあるので
字幕を読む煩わしさを考えると日本語で良かった気がします。

全編オートセーブなのはワンミスが命取りの緊張感に繋がるため良いと思いますが、
クリア後にクリアデータを強制上書きするのはやめてほしい、
終盤イベントをもう一度見たいとか終盤データで色々やっておきたいという場合に困ります。
せっかく4スロットあるんだし、クリアデータは別枠でセーブできるようにしてほしかった。


難易度は高いが決して理不尽ではなくやりがいのある内容の『デモンズソウル』。
ヌルゲーに飽きた人、歯応えのあるRPGを求める人には本作はオススメ!
最初は心を折られそうになるかもしれませんが、
そこを乗り越えると病み付きになる面白さに気付けると思います。
オンライン要素がなくともアクションRPGとして十分な面白さを味わえるので、
オフ専プレイヤーにも安心してオススメできる一本です。

フロムソフトウェアが開発した本作は、
実質キングスフィールドやシャドウタワーの後継作と言えるかもしれません。
KF&STシリーズのファンにも、その遺伝子を受け継いだ作品として推奨できるでしょう。
おなじみのムーンライトソードに該当する武器も隠し武器として手に入ります。

思った以上に楽しめたので、次回作『ダークソウル』も楽しみです!

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