★
メダル・オブ・オナー 史上最大の作戦(PS2)・プレイ日記一気にプレイしまくって
クリアしました!
「アルンヘム騎士団」あたりから急に難易度が上がって後半は苦労した…。
やはり戦車やバズーカなど、砲撃を使う敵がかなりの曲者ですね。火力が高いので反撃しようとしてるうちに撃ちまくられて体力がなくなってしまう。
敵の投げるグレネードもかなり厄介、投げられたことが分かり辛い(グレネード自体が見え難いうえに、CODのような警告表示が出ない)ので見逃したら音などで判断するしかなく、うっかりすると爆発で大ダメージ受けまくり。
やっとの思いで辿り着いた
ラスボス戦は拍子抜けするほど簡単でした。
特別難しいことはしてこず、ザコをお供に普通に銃を撃ってくるだけなので楽勝。
グレネードやバズーカを適当に撃ち込んでザコ共々爆死させるだけです。
まあこのゲームの敵は基本的に普通の人間ですからね…。
分かってはいたけど、全体的になんとも時代を感じさせるFPSでした。
群集がぶつかり合うような戦争の迫力や醍醐味といったものは最初の上陸作戦がほぼ全てで、あとはずっとスパイのような潜入・破壊工作がほどんと。
一人で敵施設を壊滅するようなミッションが多く、戦争をしているという感覚は薄い。
敵の単細胞的な出現・攻撃パターンも相まって、モチーフとしてWWIIを取り入れただけの古典的なFPSといった印象が強く”戦争モノ”として考えると正直物足りないが、純粋にゲームとしてはこういうシンプルな戦闘が楽しめるFPSも嫌いではない。
珍しいところでは敵の制服や身分証を奪って
変装し敵地に潜入するミッションはなかなか面白かった。
2~3箇所ほどあり、酒場でのシーン以外はすぐバレて撃ち合いになったりするのでゲーム上はあまり意味がないようにも感じるけど、雰囲気作りとしてはいつバレるかというドキドキ感が味わえて楽しい。
トロッコに乗ってレール上を爆走しながら戦うインディジョーンズのようなミッションも登場。
もはや戦争モノかこれ?と疑問に思うくらいバカゲーっぽくてこれは別の意味で面白かった。
単純な戦闘だけでなく、こうした変り種ミッションが楽しめるというのはこの作品の特色であり長所なんじゃないでしょうか。
最近のFPSは武器が2個しか持てず物足りないものが多いけど、このゲームは手に入れた武器は一通り全部持っていけるのも良いところ。
やはり武器は場面場面での選択肢が多い方が面白いでしょう。
少ないと無難で使い易い武器だけに偏りがちですからね。
ただグレネードがボタン一発でダイレクトに投げられないのはやはり使い辛い点。
アナログスティック2本による操作はまだ洗練されていない感じで、エイミングがとにかくやり辛い。オートエイムや当たり判定補正などの完備された最近のFPSと比べると照準の当たり判定もシビアで、軸合わせがなかなか上手くいかないこともしばしば。
動きながら撃っても弾がちっとも当たらないのはリアル系にしたいのか、アクション系にしたいのかどっちつかずな印象も。
グラフィックは360のFPSをプレイした後ではさすがにショボく前時代的だが、ハードや年代の違いもあるのでこの点は殊更突っ込むようなこともないか。
むしろ時代を考えるとよくやってる方かと。
ミッション中にチェックポイントがないのも辛い点。
モノによってはかなり難しく長めのミッションもあり、やり直しがキツイことがあるので、チェックポイント制は導入してほしかった。(”戦区”が今で言うチェックポイントの概念なのかもしれませんが…チェックポイントにしてはちょっと間隔長すぎるので。)
本作はある意味PS2以降の家庭用FPSの方向性を決定付けたターニングポイント的な作品になるのでしょうか?
そういった点では一度プレイしておけて良かったと言えると思いますが、純粋に「戦争モノ」としての面白さならやはり『COD』の方が上でしょうね。
システムの練り込みの差もありますが、せっかく戦争モノとしてのモチーフがあるのにとにかく仲間がいない、群集で戦わないというのがどうにも物足りない。
逆にランボースタイルで一人で多数の敵を撃ちまくる古き良きヒーローFPSとしては、やや荒削りな感もありますが、全体的にまずまずの内容に仕上がっているのではないでしょうか。
余談ですが暗号で兵士の頭に様々なオブジェクトがくっつくモードをオンにしてプレイすると全然違った印象になって面白いですよ。ワラワラ出てきた兵士の頭に飛行機がついてて目立ちまくりだったり、結構でかいオブジェクトが平然と頭についてたりもするので、光景としても異様過ぎる。バカゲーモード?
それとミッション構成が全般的に『BLACK』によく似ていたのですが(市街戦、農場での戦い、夜の港に潜入などなど)、以前読んだ開発者の話にこのタイトルが出てきたことからも分かるとおりBLACKはこの作品の影響をかなり受けたんでしょうね。
マイケル・ジアッチーノの音楽は残念ながらBLACKほど印象的で聞き応えのあるものはなかった。
PR