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メタルギアソリッド3(PS2)

本編クリアしました!
ムービーや無線会話で容量使って本編は短いのかと思ってましたけど、
いや~思ったより全然長かったですね。
まだ先があるのか!?の連続で、結構なボリュームでした。

実質的なラスボスとなるザ・ボスとの戦いは
花畑の中で身を隠し、敵の裏をかいて攻撃する実にステルスゲームらしいボス戦。
ここまでほとんど使い道のなかったスノー迷彩、まさか一面の白い花畑での決戦で利用するとは。
スネークの師でもあるボスはスネークと同等かそれ以上のCQCの使い手、
下手に接近するとCQCで手痛いダメージを受けることも。
しかし「!」マーク時にCQCボタンを押すとカウンターでボスを無防備にできたりするので、
ボスが行くぞ!などと言って走ってきたらあえて待ち構えてカウンターを狙ってみるのも有効。
10分という制限時間の関係上、ステルスを駆使してじっくり攻めていると
時間がなくなりやすいので、積極的にCQC返しを狙っていく方が効率的かも。
ザ・ボス戦では何故かカメラ位置が固定なのは不満。
ここまでずっと3Dカメラが使えたのに何故ここだけ?周囲の索敵が重要な場面だけに余計目立つ。

ザ・ボスを撃破すれば脱出~エンディングヘ突入。
脱出時にオセロットとの最後の決闘イベントがありますが…。
適当に左側の銃を拾って撃ちまくったら弾を外すデモが出てクリアになりましたが、
あんな感じで良かったのかな?
オセロットは後の作品でも出てくるキャラらしいのでどっちにしろ殺せないだろうし。

エンディングではEVAの正体と、ザ・ボスに関する驚愕の事実が明らかになります。
まさか、最後の最後でこんなドンデン返しが待っていようとは…。
涙なしには語れないような衝撃の真実!
しかし真相を知ってから考えるとここまでの展開の辻褄がピタリと合うような気もするし、
この後のスネークの人生が大きく変わっていったのも納得がいくと思います。
全ては仕組まれたことだったんだなぁ…。


――以下、クリア後の感想まとめ。
・クリア後の感想

MGSはPW体験版を除けばこれが初プレイとなるため、
シリーズ作品とはあまり比較できません。
プレイしたのはサブシスタンス版からなので3無印との比較もできません。
どうしても先にプレイしたステルスゲームである「スプリンターセル」との比較や、
PW体験版との比較が多くなるかもしれませんがご了承を。
(※以降、本文中で「PW」とあるのは全て体験版に関する記述になります。)

MGSシリーズはプレイする前は所詮ムービーゲー、などと
ちょっとバカにしてたところもあったのですが、
PW体験版をプレイして予想外に面白かったことから興味を持ち、
原点となるこの作品をプレイするに到りました。

当初ストーリーは正直そこまで深さはないかな、と思っていたのですが、
全面核戦争の危機を阻止する、といったミリタリーモノにありがちな展開から
徐々にストーリーに深みが増していき、ラスト~衝撃のEDへと繋がる…。
この一連のシナリオの仕掛けは本当にお見事でした。
愛国心とはなんなのか…。
スネークの心情がよく分かると同時に、まんまと一杯喰わされましたよ。


・システム関連

ジャングルで迷彩を身に付け、カモフラージュ率という概念を利用するステルスゲーム…
というアイデアはなかなか面白いものだった。
動植物を捕食するなどして食料を現地調達しスタミナを維持しなければ生き残れない要素、
毒や重傷を負えば自分で薬や治療道具を使って回復(CURE)しなければならいといった要素も、
ジャングルの過酷な環境でのサバイバルを感じさせるもので一定の面白さはあったと思う。

ただ一方でこういった要素には面倒臭さもつきまとう。
例えばスプセルの場合はカモフラージュは暗闇に隠れるという概念に集約されていたので
場面に合わせていちいち迷彩を変える必要もなかった。
CUREについても、治療のたびに止血剤や消毒、包帯など複数のアイテムを選ぶ必要があるが
使うものは決まっているし、毎回複数アイテムを選ばされるのはやはり面倒だ。
そもそもこういったことを戦闘中でもメニューさえ開けばできてしまうのは不自然さもある。
…もしかしたらPS2だからこういう表現方法になっただけで、
当初の計画どおり次世代機(PS3)が当時出ていたら違った表現になったかもしれない。
(FARCRY2のようにリアルタイムで治療などを行うような形になったかも?)
まあ特定の場所でしか迷彩を変更できない、リアルタイムでしかCUREが行えないとなると
それはそれでストレスになりそうなので、下手なリアリズムを切り捨てて
ゲーム的なメニュー方式にしたのは無難な選択ではあったと思う。
下手なリアリズムはゲームを不味くするだけ、演出として面白味を出すためのリアリティとは違う。

迷彩服の変更についてはコスチュームを変えられるという楽しさもあるし、
どういう攻略法を取るかで使う迷彩や隠れ方も変化するため自由度にも繋がりそうで、
普通に進めるだけでなく広い視野で見れば悪い要素ではないのかもしれない。


・操作性

丁度FPSやTPSのシステムが一般的になってくる途中の段階でリリースされた作品のためか、
まだアクションとシューターの狭間で揺れ動いてる、やや半端なシステムに感じられる。
具体的には主観視点でエイムしながらの移動が何故かできない。
ランアンドガンができないのはリアルだからなどと
某バイオ5のように言い訳をするようなゲーム性でもないだろうし。
むしろリアルっぽく見えて実はぶっとび過ぎてるくらい荒唐無稽な作品。
一方で主観視点じゃない時は普通に構えながらでも動けるので余計やり辛さが目立つ。
率直に言って海外製だけあってシューターベースの操作性で作られたスプセルの方が操作感では上、
MGS3は操作性ではまだ発展途中で十分こなれてない印象が強いです。

ボタンを押す強弱で構え・攻撃や掴み・殺害を出し分けるというのもやり辛い。
特に□ボタンを軽く押すと構え、強く押すと射撃というのは慣れないうちは暴発しまくり。
逆に撃ちたい時に弾が出ない、なんてことも。
アナログだからってボタン押し分けを無理に使うような仕様にはしてほしくなかった。

PWでできなかったホフク移動ができる点は良いところ。
しかし、何故か「しゃがみ歩き」ができない!
しゃがんで移動しようとすると勝手にホフク移動になってしまう。
立つとカモフラが下がるし、ホフクでは遅すぎる上に視界も悪い…という時に
中間のしゃがみ歩きができないのは不便だ。
バランス調整として使いやすそうなしゃがみ歩きはわざとできなくしたのだろうか?

壁やオブジェクトに近付くと勝手に張り付くのもいただけない。
いちいち壁やオブジェを背を向ける形になって姿勢を直すのが面倒だし、
オブジェや木に登ったりしたい時にも向き直ってなかなか登ってくれなかったりと悪影響あり。
3Dカメラがあるのでカモフラの下がる覗き込みもハッキリ言って使い道がない。

あと操作説明にあるはずの操作がやり方が悪いのか知らないけど
説明どおり押しても機能しなかったりと、どうも釈然としない部分も若干あり。
伸び上がりや扉の覗き込みなど…。


・ゲーム展開

プレイ前は箱庭的な広大なジャングルでのゲーム進行を想像していたが、進行自体は一本道。
1エリアごとにMAP切り替えがある形式で、進行で迷うことはない。
拍子抜けではあったがまあこれは無駄にウロウロしなくて済むので良かったのかもしれない。
一応寄り道できる場所も何ヶ所か設けられてはいるが基本は一本道。
同じ場所を2回通らされる場面があるのはちと微妙?

ゲーム全体が1つの大きな流れとなっていて、
ミッションやチャプター単位で選択してリトライするような機能は持っていない。
あの場面をもう一度、と思ったらセーブを残しておくかやり直すしかない。
ボリュームがある分やり直すとなるとそれなりに大変だし、
リプレイ性を高める意味でもある程度の区切りごとにリプレイ可能なシステムはほしかった。
終盤のバイクチェイスは特にもう一度やりたい場面だが、セーブを残してないのでやり直すほかない。
ミッション形式はPWのように短めのミッションを次々こなして、
リザルトもこまめに出してくれる形式の方が手軽にチマチマ進めていけて好きなのだが、
この辺は据置と携帯というハードの違いやストーリーの都合もあるのだろうか。

また他のステルスゲームがリアル路線重視なのが多いためか
あまりボス戦らしいボス戦がない作品が多いのだが、
本作は要所要所で強力なボスたちとの激しい戦いが用意されている。
隠れながらの地味な展開に終始しがちなステルスゲームにおいて、
ボス戦を挿入することでゲーム展開をメリハリを持たせることに成功しており、
何よりやはり強力なボスを打ち倒すということ自体に達成感や面白味を感じられる。
ここはMGSの良いところの1つだろう。
狙撃好きの筆者はスナイパー合戦となるジ・エンドとの戦いが特に面白かった。

終盤のバイクチェイスしながらの銃撃戦は非常に燃える。
運転はEVAに任せてプレイヤーは主観視点で敵を撃つのに専念できるため、
これまでのフラストレーションを晴らすべく弾数無限で強力武器をバンバン撃ちまくれるのは爽快!
シチュエーションとしても本作中で最もモチベが上がるシーンかも。

ラスボス戦のカメラ位置が固定なのは大いに不満。
索敵に周囲を見渡せる3Dカメラは必須なのに、なんでここだけ?
固定カメラだけだとスネークの向き調整なんかがやりにくくてしょうがない。


・演出面

ストーリーの要所要所で入るデモムービーや無線会話は少々冗長すぎる感がある。
よくムービーゲーと批判されがちな点はこれのせいだろう。
とにかく一度デモや会話が始まると長い!
単純に話が長い、演出がひたすらにくどいなど、これは批判もやむなしかと思う内容。
主人公がどんな華麗なスタイリッシュアクションをしてようが
プレイヤーは基本見ているだけなので長さも相まって退屈になることも。
(「R1」を押すか否かでちょっと違ったモノが見られる場面もちょくちょくあるのだが)
ゲームなんだから演出はゲーム進行中の演出として見せて欲しかった。
無線はバリエーションがあるのも結構だがこちらも少々くどい。内容は割と面白いんだけど。
テンポを崩すので無線はスプセルのようにリアルタイムで入れてくれたほうが良かったなぁ。
小島氏は映画を作りたいのかゲームを作りたいのか、スタンスがはっきりしないな。

ムービーシーンに下手にQTEの類を入れなかったのは評価したいところではある。
QTEはぶっちゃけゲームとして面白いと思わない要素だ。
QTEはムービーゲーと揶揄されそうな作品にお手軽にゲーム性を持たせることができるが
安易すぎるのが災いしてか批判されがちで成功例がほとんどなく、唯一面白かったのは
成否のメリットとデメリットのバランスが取れてたダイナマイト刑事のQTEくらい?

テーマはシリアスながらある種のバカゲー的な一面があるのは面白い点の1つ。
ダンボールをかぶって移動する際のマヌケさや敵のリアクションの数々、
無線での妙にノリの軽いやりとりなど本当に核戦争間近なのかと疑いたくなる珍妙さも。
60年代という舞台設定も会話などの面白さに一味加えている印象。
特に現在では常識のようなことを夢物語のように語る様子はちょっとニヤリとさせられる。
パラメディックの「勘違いジャパン」の炸裂ぶりも必見ネタの1つ。


・その他、細かい点など

グラフィックはPS2と考えると上々。
プレイ前はもっと鬱蒼としたジャングルを想像していたが、
実際に進めて見ると普通の森林といったレベルの場所も多い気もする。
しかしまあハード性能などを考慮した上でプレイヤーが行けない背景込みで
全体の風景として考えると十分ジャングルっぽさは出せていたと思う。
BGMは耳に残るほどではないがどれも雰囲気によくマッチしている。
テーマソングも印象的、どれもクリア後に聴くと感慨深いものがある。
BGMよりも耳に残るのは効果音の方じゃないだろうか?あの敵に発見された時の独特の音「!」

シーンが変わるごとにチェックポイントが入るのだが、
コンティニューなどはその切り替えポイント単位で行われる。
セーブはいつでもできるのだけど再開は最後にシーンが切り替わった時点の状態から。
最近のゲーム慣れているとオートセーブが欲しかったところだが、
PS2のセーブにかかる時間などを考慮するとテンポを崩す恐れがあるのでこれは仕方ないか。
ただこまめにセーブしたい筆者としてはオンオフ可能な形でオートセーブをつけて欲しかった。
(なくても減点するほどのことじゃないけど)

3Dグラバリバリのゲームはロードが長いゲームが多い印象だが、
本作はローディングがそこそこ早いのは好印象。
字幕の文字も大きくて、非常に読みやすい点も良好。
日本語フルボイスでもメッセージを聞き逃さないために字幕は必要でしょう。


・まとめ

まずは例によって箇条書きで。

<良かった点>
○迷彩によるカモフラージュ率の増減というステルスの概念
○ジャングルでのサバイバル戦という雰囲気の演出
○ゲーム展開にメリハリを与えるボス戦
○ストーリー、衝撃的な結末
○ある種バカゲー的な演出や会話
○終盤のバイクチェイス&銃撃戦シーン
○ロードはそこそこ早い
○字幕の文字が大きくて非常に読みやすい

<悪かった点>
×主観視点でのエイム中移動不可
×壁やオブジェクトに密着すると勝手に張り付く仕様
×ボタンを押す強弱で操作を出し分けることのやり辛さ
×しゃがみ歩きができない
×ムービーが長い、演出がくどい
×ラスボス戦のカメラ位置が固定
×シーン・チャプター単位でのミッションリプレイ機能を持っていない


長ったらしいムービーなどは差し引いて考えても、
ステルスゲームとして思った以上に楽しめる内容でした。
時系列的に一番古いのでメタルギアシリーズ作品未経験でもオススメできます。
PS2持ってたらプレイしておいて損のない作品に仕上がっているでしょう。


なお、欠点については筆者の元々の興味の対象であったPW体験版では色々改善されています。
・選択した装備一式にカモフラ率が依存しているので装備変えの面倒さはない
・TPS視点のみで主観視点がないのが欠点だがエイムしながら移動可能
・Lボタンエイム、Rボタン射撃と一般的なTPSと同様の操作でやりやすい

ミッションは短めにまとまったものを次々クリアする形式で毎回リザルト表示というのも
好みのゲーム形式にマッチしており、進化形であるPWにますます期待が高まる。
「3」も予想以上に楽しめてストーリーやキャラも気に入ったし、
最新作PWも近いうちにプレイしたいものです。


――ディスク2のMSX版メタルギア1・2復刻版についてはプレイするか否か微妙なとこ。
多少アレンジされているとはいえ、古い作品ということもあって
今プレイするには正直色々キツイ面も…。
フラグ立てやアイテム集めでMAPを行ったり来たりウロウロさせられるのもちと面倒です。
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