4月分を今頃になって…。_| ̄|〇
■アオイシロ -花影抄-(2巻)
RUSH連載版のコミック、第2巻です。
果たして、ゲーム発売前にどこまでネタバレしてしまうのか!?
当初の予定通り、ゲームが3月に出ていれば問題なかったんでしょうけど。
あまり動きのなかった1巻と比べるとようやく話が進展し始めて……というより、急に色々と進展しまくってて、ややネタバレ気味になってしまっているような気が。まだ核心というほど核心には迫っていない(?)と思うのですが……ギリギリの線でしょうか。
断片的な感じですが、謎キャラの正体や役割が明かされつつあります。
舞台も島の方へ移り、ボスっぽいキャラが登場したところで終了。
そしてこの2巻の後半には、1巻で未収録だった「
アカイイト-花影抄-」が収録されています。
なんで1巻じゃなくて2巻にまとめて収録という半端な形にしたのか…?(謎)
内容的には漫画オリジナルストーリーで漫画オリジナルキャラも登場しつつ、本編(ゲーム版)の主要な人物も一通り出てきて、更に「吸血鬼」や「猫又」が絡んでくるという話の筋自体は悪くない印象でした。
ただ百合という観点ではやや物足りなさも感じますね。本編キャラは出るとはいえ絡みが少なめなのも残念。主要キャラを全員出した上でオリジナル要素を加えての展開ということで、少々詰め込みすぎたか?
あとゲーム版は絵の魅力もポイント高かったと思うのですが、この漫画版はその辺があまり感じられないのが残念。上手下手の問題じゃなくて、やっぱり何か「薄味」な印象の絵柄なんですよね…。(別にこの絵柄自体は嫌いではないんだけど)
■アオイシロ -青い城の円舞曲-
こちらは百合姫連載版、プレストーリーのコミックです。
この漫画の主役(?)の百子はゲームではサブキャラ扱いなので、それほど主要なキャラに絡んでこないんじゃないかと思っていたのですが、予想に反してこの作品での保美との絡みはかなり百合度の高い内容でした。
ただ肝心の相手役の保美が既に梢子と出来上がっちゃってる(笑)ような雰囲気なので、分類としては失恋話になっちゃうのかな、これ…?
まあ意外なキャラの意外な一面が分かったりして面白かったし、こういった枝葉の要素について分かる作品があると、本編への理解が深まってまた一層楽しめるようになると思います。
絵柄はラッシュ版と比べると掲載誌の違いもあってか可愛らしい絵柄。ただ質の面では、特に凄く悪いってほどでもないけど、もうちょっと頑張って欲しかったかも。
■初恋姉妹(3)
完結。これってもう4年も連載してたのか…。
途中おかしな邪魔要素を入れたりすることもなく、終始ひたすら百合を貫いてくれた作品。
といっても単にいちゃいちゃしてるだけの話ではなく、特にこの巻では「熱病」「盲目」説をきっぱり否定して見せているところなんか高い評価をあげたい。
展開的にも人数的にもあぶれちゃいそうだったキャラにも補充が入って(若干強引な気もしますが…これはこれでアリかと)ちゃんとフォローされていたりと、どのキャラも最後は皆うまくまとまっていて良い結末だったんじゃないでしょうか。
微妙に回収し切れてない部分があるようなないような…まあ不満に思うほどじゃないからいいや。
とにかく無事に大団円を迎えてくれました。お疲れ様。
単行本には本編終了後の後日談も掲載されていて、こちらも良い感じです。
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