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落下流水・3巻アオイシロ特典ブックレットの漫画も描いていた人の作品。
メインの2人は、冒頭のカラー漫画部分を読んでも分かる通り、少しずつだけどちゃんと進展はしてるようで安心。
今回は新キャラも2人登場、こちらはこちらであとがきで「既に夫婦レベル」と公認されているほどに出来上がってる(笑)。巻末にこの新キャラ2人がメインの4コマじゃないストーリー漫画があります。こちらもなかなかの内容。
…ただ以前言ったような気もするけど、一人称が「俺」の女キャラはあんまり好きじゃないんだけどね……まあ人数増えてきたら特徴付けでこういうキャラも出てくるのはある意味お約束っぽいものなんだろうけど。
その一方で残りの春河と真冬は新たなフラグが立ったのか、立ってないのかよく分からない状況。銭湯の話を見る限り、作者は三角(四角?)関係ネタにでもしたいのか?この辺はまだ不透明だな…。
安定して楽しめると思うけど、もう3巻目。そろそろまとめに入っても良い時期かも。
ところで、久しぶりに1巻を引っ張り出して見直してみたら、初期の頃の絵が全然違ってて笑ってしまった(御免…^^;
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プアプアLIPS・1巻超貧乏人ナコと、そのバイト先の店長で
レズビアンのレンのラブコメストーリー。
1話の面接でいきなりレンがカミングウアウトするもナコにはタイプじゃないと言ってた割に、一転して2話目にはもうほぼ落ちてるあたり、この先どのような展開を迎えるかが読めてくるってものでしょう。
コメディとしてはナコの貧乏ネタと、レンの暴走ぶり&金持ちぶりを絡めつつも、ほぼ全編が百合ネタに向かっていたりする。
しかし事前に見ていた分の話に出ていなかった、ナコの同級生の野郎キャラが唐突に出てきた時はちょっと(いやかなり)不安になりましたが……これが完全に当て馬というかそれ以前にスルーされてる感じで、登場回数こそそれなりの割にコイツの出てくるほぼ全てのネタが百合的にグッドエンド方面に向かっているのでひと安心。
この一連のネタがさりげなくこの作品の方向性を物語ってる気がします。
しかしコイツが出てくる限り不安要素が残るといえば残るのも事実。
まあこの作品の方向性からいって読者層は大体決まってると思うので、そういう読者の期待を裏切るようなことがあれば古本屋直行(爆)…というのは覚悟の上で描いてもらうしかないですね(苦。
最新の雑誌掲載分はさすがにまだ収録されてませんでしたが、そちらではナコがレンの胸に顔を埋めるスキンシップにハマって…とだんだん妙な方向にエスカレートしていってて、ますます面白くなっています。
今後の展開が楽しみな一作。ついでに不安要素も早々に吹き飛ばしてしまって欲しい。
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南波と海鈴・2巻掲載誌が掲載誌だけあってベクトルが百合方面に思いっっっきり傾いてて、とにかく安心して読める作品。
分類としてはラブコメになるのか?まあギャグ系の漫画としても普通に面白いです。
でもほとんどが百合ネタとはいえ、基本ギャグ系作品ゆえに1ネタごとにいちいちオチが付くので、なかなか進展しないのには少々ヤキモキさせられますが。
今回、新キャラも3人ほど登場。双子の方も悪くないけど、真子は私的にかなりお気に入りのキャラです(笑
今回はバッチリ書き下ろしが1本あります。内容もこの漫画にしては珍しくキスあり変なオチなしで非常に良いものでした。
カバーを外すと見れる表紙の4コマもグッド、メイン2人も良いけど個人的に真子と海鈴の絡みがかなり好きだったりしますので、このオマケは嬉しかった。
1巻は内容はいいんだけど書き下ろしの1本もなかったので、ちょっと残念だった記憶が。わざわざ単行本化するなら、単価も高いんだから(安くてもだけど)書き下ろしの1本も付けてよ……と、同じことを考えて要望を出した人が多かったのかも?(笑。
しかしあとがきを見て愕然、こんなの描けるなら最初からこういう路線で描けよ!(苦笑)
…ま、描けるということは分かったので、今後の楽しみとして期待しておきますか。
別作品でもいいので、こういう路線の作品も見てみたいものですが。
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